【相手を引き込む】ストーリーテリングの具体的なやり方【型とポイント】

✅  聞き手に刺さるプレゼンをしたい

✅  相手を引き込むような話をしたい

✅  面接で自分の強みを印象強く伝えたい

✅  ストーリーテリングのメリットが知りたい

✅  ストーリーテリングの型やコツが知りたい

 

本記事では、そういう皆さんの悩みを解決していきます。

 

リーダーシップ研究で有名なポールスミス、ロンドンビジネススクールのジュリアンパーキンショウ博士などの研究を参考に解説してきます。

 

まずは、ストーリーテリングとは何かについて説明し、ストーリーテリングの型やポイントを解説していきます。

 

ストーリーテリングは、話をする場面ならどこでも使えるので、ビジネスではもちろん、恋愛や友達を増やしたい時など幅広く応用可能です。

 

本記事を3分読めば、そのストーリーテリングという一生モノのテクニックの具体的なやり方が学べます。

 

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ストーリーテリングとは

 

ひとことで言うと、”物語を上手に語るテクニック”です。

 

自分の伝えたいメッセージを、それを想起させる体験談やエピソードなどの”物語”を引用することで、聞き手に強く印象付けます。

 

論理性を保ちながら感情を出して語っていくスタイルです。

 

人は論理性だけでは話について来れなくなるので、感情を出すことによって話に引き込ませることができます。

 

メリット

 

・伝わりやすい

・共感度が上がる

・記憶に残りやすい

 

ストーリーを語ると相手に刺さりやすくなります。

 

例)ワインについて語る場合

【一般の論理的な説明】

このワインは〜の料理に合います。

タンニンが〜位強いです。酸味が一般的なワインと比べてこれくらいです。

【ストーリーテリングを使った説明】

このワインはブルゴーニュ地方の100年前から続いているワイナリーで作られ、親子3代に渡って代々受け継がれてきたワインでもある。

その作り手のこだわりとして100年前から受け継がれている〜という技法があり、これは他のどこにも真似できない特殊な技である。

また、その土地の気候が〜であり他にはない旨味をブドウに与えて、独特の果実味のあるワインが作り出されている。

ストーリーテリングの型:CAR framework

 

ストーリーテリングの枠組みであるカーフレームワーク(CAR framework)について解説します。

 

C:コンテクスト(文脈)

 

相手が話の背景をイメージできるように必要な情報を提供します。

 

話の背景情報がないと、話を正確に相手に理解させることは難しいです。

 

相手とこちら側につながりを持たせることで、相手に話を聞いてもらうためのモチベーションを上げます。

 

具体的には以下の4ステップ

1.いつどこで起こったのか

2.主人公はだれか

3.序盤で主人公が何をしたいのか明らかにする

4.その目標を邪魔するのは何か(敵の設定)

 

例)自己紹介のとき

悪い例:僕は起業してこういうことをやりたいと思っています。

良い例:僕は今までこういう仕事をしてきて、〜と〜といった問題があると感じてきました。

しかし、サラリーマンのままだと裁量権が少なく、なかなかその問題と向き合えないってジレンマがずっと僕の中にありました。そこで、現状お金はほとんどないんですがそれでもなんとかかき集めてきて世の中を少しでも良くしたいと思い、起業したんです。

A:アクション

 

面白いストーリーで相手の感情を揺さぶります。

 

面白いストーリーにするためには、以下の2つを組み込みましょう。

 

・敗北(挫折)と勝利

・その体験からどんなことを学んだのか

 

自分も聞き手のみんなと同じように、挫折やネガティブな感情を味わっているんだと伝えることで、共感を得ることができます。

 

自分の話だけではなく、第三者のストーリーでも使えます。

 

その人には、どういう挫折や困難があり、どうやってそれを乗り越えて成功したのかなど。

 

R:リザルト(結果)

 

最後に主人公の運命を明らかにし、何を学べるかを伝えます。

 

このストーリーで相手に何を伝えたいのか、何が学べるのかを常に考えておくと良いでしょう。

 

これがうまくできていると、みんなに「良い話だった」と思われるようになり、拡散もされやすくなります。

 

ストーリーテリングのポイント①:ストーリータイプ

 

自分が伝えたいことをストーリーにするための以下の6つを解説していきます。

 

・私は誰ストーリー

・私はなぜここにいるのかストーリー

・懸念推定ストーリー

・ビジョンストーリー

・ティーチングストーリー

・価値行動ストーリー

 

私は誰ストーリー

 

自分がどういう人間なのか説明するストーリー。

 

つまり、以下のような自己開示で使う話題のストーリーです。

 

・自分の価値観

・生いだち

・どんな仕事をしてきたか

・趣味

・どんな時に幸せだと感じるか

 

これらのストーリーをあらかじめ作っておくと、ダラダラ話すことがなくなります。

 

ビシッと相手に伝わる自己開示で、初対面の人とも仲良くなりやすくなります。

 

【メリット】

相手との信頼関係を築く自己開示となる

 

【使いどき】

・初対面の人

・久しぶりに会う人

 

私はなぜここにいるのかストーリー

 

相手と自分がどう関わっていくのかを説明するストーリー。

なぜこういった話をする資格があるのかを相手に伝える。

 

【メリット】

・信頼関係をすぐ築きたいときに使う

・相手の警戒心を取り除く

 

【使いどき】

・初対面の人

・取引先(投資家からお金を募るとき、だれかと一緒にビジネスしたいとき)

 

懸念推定ストーリー

 

相手の疑問や思うことに対してあらかじめ推測して語るストーリー。

 

人は自分が思っていることを言い当てられるとドキッとして、相手の関心が高まり、耳を傾けてくれる可能性が高くなります。(読心術の一種)

 

【メリット】

・相手の関心を高め、耳を傾けてくれる可能性を高める

・相手の共感能力を高める

 

【使いどき】

・より自分の話を聞いて欲しいとき

 

例)ナンパの話をするとき

ナンパをする人は下心しかないと思っている人が多いと思います。

しかし、ナンパをする人にはメンタルやコミュ力を鍛えたいなど、向上心が高い人が多いということについてお話しします。

ビジョンストーリー

 

将来に対して刺激的なビジョンを見せることによって、現在ある困難や問題に価値を与えて、乗り越えさせようとするストーリー。

 

【メリット】

・聞き手の行動のモチベをアップさせる

 

【使いどき】

・聞き手のモチベをアップさせたいとき

 

例)一生懸命コロナと戦っているお医者さんが今倒れたら大変なことになってしまうなど

ティーチングストーリー

 

伝えたい教訓、思想、知識を物語に包むストーリータイプ。

 

相手の行動を変えさせたい時に使う。

 

下記の価値行動ストーリーと似ているが、ティーチングストーリーの方がより具体的。

 

【メリット】

・相手の行動を変えられる

 

【使いどき】

・相手の行動を変えたいとき

 

例)部下に対して教えたいことがあるとき

自分も20代の頃に〜という考えを持って仕事に取り組んだけど〜というような失敗をしたり、結構苦しんだ時代があった。

だけどその時に先輩から教えてもらったのが〜ということで、それを意識するようになってからは、それまでが嘘のように仕事がスムーズに運ぶようになった。

 

価値行動ストーリー

 

聞き手に考えてもらいたい特定の価値観を語るストーリー。

 

上記のティーチングストーリーと似ているが、それよりは絵本や映画、昔話に出てくるようなドラマチックな話。

 

【メリット】

・相手の行動を変える説得を効果的にできる

 

【使いどき】

・相手の行動を変えたいとき

 

例)努力の継続の大切さを伝えたい場合

努力の継続をしている人の話や、努力の継続で成功した人などの話をする。

エジソン、孫正義など。

 

ストーリーテリングのポイント②:ストーリーコレクション

 

上記でストーリーテリングの内容、型、ストーリータイプを紹介してきましたが、その場で即興で作るのは難しいと思います。

 

そこで、状況に合わせたストーリを持っておくというのも手です。つまり鉄板ネタですね。

 

どういうジャンルでどれぐらいのすべらない話を持っておけば良いかを解説していきます。

 

オススメのジャンル

 

・本、映画、テレビ

・子供時代、青春、故郷

・季節、天気の話

・ニュース、世間の話題

・仕事、キャリア

・新しい活動、珍しい出来事

 

本、映画、テレビ

 

自分の節目を変えてくれた本や映画について。

 

仕事熱心な人には、ビジネス書のストーリー。

 

漫画やアニメが好きな人には、漫画のストーリーを使うなど、相手に合わせて、ストーリーテリングができます。

 

しかし、説明能力がないと難しいのが難点です。

 

子供時代、青春、故郷

 

学生時代の面白い話や初恋の話など。

 

故郷での思い出の話など。

 

季節、天気の話

 

今の季節について。

 

地域の寒暖差の話など。

 

ニュース、世間の話題

 

時事ネタを自分の感情を込めて語りましょう。

 

仕事、キャリア

 

今している仕事について。

 

自分のこれまでのキャリアについてなど。

 

前述した、私は誰ストーリーでそのまま使えますね。

 

新しい活動、珍しい出来事

 

人は新しいものに興味を持ちます。

 

心霊現象とか珍しい体験があると非常に良いです。

 

まとめ

 

自分が伝えたいメッセージを物語を引用して語るストーリーテリングでは大きく3つのメリットがあります。

 

・伝わりやすい

・共感度が上がる

・記憶に残りやすい

 

そのストーリーテリングの型となるのがCAR frameworkです。

 

C:コンテクスト(話の背景をイメージするのに必要な情報を提供する)

A:アクション(面白いストーリーで感情を揺さぶる)

R:リザルト(ストーリーから何が学べるかを伝える)

 

自分が伝えたいことは、6つのストーリータイプの中から選ぶと良いです。

 

・私は誰ストーリー

・私はなぜここにいるのかストーリー

・懸念推定ストーリー

・ビジョンストーリー

・ティーチングストーリー

・価値行動ストーリー

 

即興でストーリーテリングを使うのは難しいので、鉄板ネタを持っておきましょう。

オススメの話題は以下です。

 

・本、映画、テレビ

・子供時代、青春、故郷

・季節、天気の話

・ニュース、世間の話題

・仕事、キャリア

・新しい活動、珍しい出来事

 

話す場面ではどこでも使えるこの万能で効果的なストーリーテリングについて学べたと思います。

 

実践してビジネス、恋愛、友達作りの質を上げていきましょう!

 

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